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日本三大和菓子処『松江』と『松平不昧公』と彩雲堂『若草』

1 松平不昧公について

名前:松平治郷(まつだいら はるさと)

号 :不昧(ふまい)

生涯:1751年~1818年

時代:江戸時代中期~後期

職業:出雲松江藩藩主

藩主としての業績

2 松江市

島根県の県庁所在地であり県内では人口が一番多い市でもあります。

宍道湖(しんじこ)があります。シジミ漁で有名です。『宍道湖七珍(しんじこしっちん』をご存知でしょうか?宍道湖で獲れる代表的な7種の魚介類の7つを指します。それぞれの頭一文字を取り『スモウアシコシ』と覚えられたいます。7種の魚介=スズキ・ウナギ・シラウオ・アマサギ・コイ・アカガイ・ホンジョウエビです。

松江城。日本100名城。国宝です。1607年に築城が開始され1611年に完成したと言われています。

日本三大菓子、茶処。京都・金沢・松江。これも大名茶人の松平不昧公により、茶の湯文化が松江に浸透したおかげと言われています。もちろん、今も茶の湯文化が息づいています。

松江の銘菓。『若草』『山川』『菜種の里』『姫小袖』。

『若草』…良質のもち米を求肥に練り上げているので、中はふっくらしています。その求肥に薄緑の寒梅粉をまぶしてあります。

『山川』…日本三大銘菓の一つです。赤は紅葉、白は川の水を表した、しっとりした落雁です。甘さの中に、程よい塩の風味があります。

『菜種の里』…春の菜の花畑に、白い蝶が飛び交う様子を表現した落雁です。白い蝶は玄米を炒ったものです。春を感じる和菓子の一つです。

『姫小袖』…和三盆糖の打菓子の中に皮むき餡が入っています。紅白の色と模様が美しく、贈りものとしても喜ばれています。

茶室。松江に行くのであれば行っておきたい茶室『明々庵』。松江城が望める丘の上に建つ不昧公好みの茶室です。1779年に不昧公の好みによって造られました。茶室へと続く階段は通常より蹴上(階段の高さ)が低く、着物や袴で茶室にむかうお客様への心遣いだそうです。茶室に入る前から、おもてなしの心を感じる事ができます。有料ですがお抹茶で一服出来るようです。

3 彩雲堂『若草』

創業:明治7年(1874年)

創業者:初代 山口善右衛門

若草:明治中期に不昧公好である『若草』を初代 山口善右衛門が再現復刻する。

先ほども書きましたが彩雲堂さんは『若草』がひと際有名です。しかし、おすすめはコレだけではありません。夏にはかき氷も販売されており、そのかき氷には老舗和菓子屋さんのプライドが注がれているに違いありません。また、その他にも魅力的な和菓子が盛り沢山です。『若草』以外の和菓子のクオリティも高いです。松江観光には必須のお店と言っても過言ではありません。

4 まとめ

『茶道好き』『和菓子好き』『歴史好き』にはもってこいの街・松江。

松江では今でも朝夕のお茶の習慣があると聞きます。私の周りでそんなにお茶(お抹茶)を楽しんでおられる羨ましい方はいません。(英国みたい!?)言うなれば非日常を体験するのも良いと思います。また、今回ご紹介させていただいた『彩雲堂』さんだけでなく松江には沢山の和菓子屋さんが営業をされており、和菓子屋さん巡りも魅力的です。一つ一つクオリティの高い和菓子を見て楽しむ事が出来そうですね。個人的に不昧公に感謝。

また、同じく松江に窯を構え約340年の歴史を持ち不昧公好みと言われている『楽山焼』(陶器)については後日おススメしたいと思っています。

最後はグルメです。松江市は日本海に面していることから海産物が豊富です。『鯛めし』や近郊の境港からの『松葉蟹』そして『出雲そば』と。もちろん普通に魚は美味しいでしょう。(海に面している為)

松江市では多様な観点から日本文化を感じる事が出来そうですね。

ヨハニ
ヨハニ

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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