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今日は多田源氏の祖・源満仲と多田神社で毎月行われている『多田の市』を通して、大河ドラマ『光る君へ』の時代背景を感じつつ兵庫県川西市をご紹介させていただきます。
1 源満仲
以前の記事でも触れましたが源満仲は川西市にある多田盆地にて所領として開拓し武士団を形成した武将です。多田源氏の祖とも言われている人物です。
川西市では様々な形で目にする事がある源満仲。
例えば、川西市の多目的ホールはその名もみつなかホール。川西市にあるJRの駅『川西池田駅』前には源満仲像。凛々しい!!また、源氏ゆかりの『多田神社』と『満願寺』。至る所で源満仲を感じる事が出来ます。特に多田神社は勝運のご利益があるとされているのでスポーツ関係の人には人気だそうです。受験される方もそうでしょうか。
勝手な思い込みですが摂津に住んでいたという事で京都(政治の中心)とは無関係かなと思っていたんですがそうではないんですね。源満仲はもとは京都在住で武官貴族だったようです。国司などを務めしっかりと国政についていたという事でしょうか。一生を通して中央政権とはかかわっていたのか大河ドラマでもあるように花山天皇退位事件では藤原道兼が花山天皇を宮中から連れ出す時に源満仲の一族が警護をしたようです。今で言うと住まいは郊外でスローライフ。そしてリモートワークの国家公務員かリモートワークの政治家って感じですかね?違うかな💦
2 多田の市
多田神社で毎月第一日曜日に開催。2023年から始まったようです。
地域のお店が約30店舗出店されています。開始当初は10店舗くらいだったのが出店店舗も増えているようです。社の広場ではヨガ教室もされています。また多田神社限定のご朱印もあり毎月違うようで、なんとご朱印授与期間は毎月1日からこの多田の市までの間だそうです。レアですね!このご朱印は『朔日(おついたち)朱印』と呼ばれています。ちなみに毎月1日に神社へ参拝することを『朔日(おついたち)参り』と呼び、無事に過ごせた1カ月に感謝し新しく迎える月の無事を祈念する事だそうです。
また、川西市のお土産として新たに開発された『かちだま』も現状は多田の市限定販売だそうです。『かちだま』のポイントは2つ。川西市名産のいちじくを使用している事と多田神社は勝ち運の神様というところです。この『かちだま』のおかげで勝ち運がついたと言う方もおられるとか。また、川西産いちじくの確保が難しく今のところは量産には至ってないようです。ですので、手に入れるのならば多田の市に行くしかないですね。
3 多田神社で葵の御紋!?
紫式部と同時代を生きた源満仲。そして源満仲が出家して創建した多田院(現多田神社)。時代で言いますと平安時代。970年くらいです。しかし、一度戦国時代に兵火によって社殿が焼失して以後荒廃してしまったようです。(有岡城の戦いに関連して)1577年の事で織田信澄の軍勢によってという事で戦国時代ファンの私からすると、ここでぐっと身近に感じました。織田信澄は織田信長の甥です。
しかし、江戸時代に入り姫路藩主榊原忠次や老中・小田原藩主稲葉正則だと多田院御家人の子孫などによって社殿の寄進や修復が行われました。なかでも清和源氏を称した徳川将軍家による崇敬は大きく、寺領500石の寄進や本殿、拝殿。随神門などが再建されました。『西日光』と称されるほど徳川家との結び付きが強い神社です。ですので今、多田神社では葵の御紋を見る事が出来ます。
多田神社で葵の御紋がついた建物を見る事が多いという事は平安時代のものではなく江戸時代の建物という事でしょうか?たまたま私が見た葵の御紋の印象が強すぎただけかもしれませんが💦
4 まとめ
川西市を代表する多田神社と満願寺。いずれも源満仲ゆかりの地であります。平安時代に創建されましたが残念なことにどちらも戦国時代に兵火にあっているようで一度、荒廃した時期があったようです。創建された当初の事はわかりませんが荒廃して修復されたストーリーを考えて時代を感じて頂けたらなと思います。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。