こんにちは ヨハニです。 ※本ページはプロモーションを含みます。
今回は山口県萩市をご紹介させていただきます。魅力盛りだくさんの萩市。その中でもヨハニ的おすすめポイントに絞ってご紹介させていただきます。
1 萩焼
……聞いた事ありますか?
茶道の世界で古くから茶人の間で言われていた抹茶茶碗の好みの順位です。言い換えれば格付けです。
ランキング1位が京都府で主に焼かれている『楽焼』
2位が今回ご紹介する山口県で主に焼かれている『萩焼』
3位は主に佐賀県で焼かれている『唐津焼』
※ちなみに私は全部好きです。甲乙つけがたいです。
このように今回、ご紹介する『萩焼』は茶道の世界では大変喜ばれる器でした。今もそうです。
お化けではないですよ。『萩の七化け』とは。
萩焼は陶土を形作った後に釉薬でコーティングをします。その後、窯で焼きます。その時に入るひびを貫入(ひび)と呼びます。茶碗やぐい呑みなどは使いこむ事によって、貫入からお茶やお酒が陶土にしみこみ器の色が変わっていきます。枯れた味わいは地味ですが根強いファンが多いです。わびさび?
時代は安土桃山時代。豊臣秀吉が朝鮮半島を攻めた『慶長の役』において藩主・毛利輝元の命令で現地から連れてきた陶工が萩の城下で御用窯として始めたのが『萩焼』の始まりです。1604年の事ですので、かれこれ約400年の歴史がある焼物です。初期のものは高麗茶碗に似ており、現在でも古い朝鮮茶碗に似ていると言われています。
もちろん茶人好みの焼物が多いんですがそれだけではなく最近では萩焼の釉薬の特徴を活かした可愛いピンク色っぽいカップやお皿など普段使いにバリバリ出来る器も作っておられます。萩焼の釉薬の特徴をちゃんと活かしつつ時代に合わせておられるあたりが大変ナイスだと思います。ですので、茶道に興味がない方でも楽しむ事が出来る焼物だと思います。普段使わない向付なんかも可愛いデザインやカッコ良かったりしたら欲しくなってしまいます。
基本、萩市一帯で焼かれています。一部長門市や山口市にも窯元があります。直接、窯元に伺って購入できる所もありますが事前準備を怠らず、訪れる前に必ず確認するようにして下さい。私は直接、訪ねた事がありましたが下調べせずに行ったので閉まっている所などあり困りました。
2 明治維新
萩と言えば『松下村塾』です。言わずと知れた日本のリーダーを沢山、輩出したところです。
江戸時代末期に長州萩城下の松本村(現在の山口県萩市)に存在した私塾です。
高杉晋作、久坂玄瑞、吉田稔麿、入江九一、伊藤博文、山縣有朋、山田顕義、前原一誠、品川弥次郎などなど。
先生は『吉田松陰』です。この塾で指導した期間は大変短かったようです。
吉田松陰は中国の思想家・王陽明が創始した陽明学に感化され自ら行動を起こしていきました。松陰のその自己修養のあり方から考えてもとても自身には厳しい人だったようです。反面、他人には大変やさしく接する人で特に塾生にはよく見て長所を褒めて伸ばすタイプの先生だったようです。
と言いましても私の歴史知識の95%は20年前に読んだ司馬遼太郎先生の本からですが💦
そんな、エネルギーの塊のようなところに行ってみたい!と、この司馬遼太郎先生の小説を読んで感化された大学生のヨハニは萩市に行ったとか行かなかったとか。
一度、司馬遼太郎先生の小説『世に棲む日日』を読んでみて下さい。萩市の旅を一層、面白いものにしますよ。
3 魚の町『萩』
めちゃめちゃ磯の香がします!!!良い意味で!!!
というのも海が近い!!!!地図を見ればわかるのですが💦海に繋がっている川からも磯の香がします。海が間近でも視界に入っていない。そんな時にも磯の香がします。
凄い
意外なんですよ!!
何でかというと先ほどご説明した『萩焼』って静か?動か?と聞かれれば間違いなく『静』なんです。私の中では。
そして、『明治維新』。松下村塾はとっても熱い場所ですが『明治維新』は歴史です。はい。『静』です。
でも、海は『動』ですよね!!
しかも、萩城下はまだ江戸時代の屋敷や壁が残っていて崩れかかっている箇所もあり全体的なイメージで言うと良い意味での“枯れ”なんです。そう。街並みも『静』。
実際、現地に行って体感して頂きたい!!
そして、海が近いという事で魚介類が新鮮。
『萩のお魚を食べたら、よそのは食べられない』
萩沖の海底には平らな砂地が占めています。海流により栄養たっぷりの砂や泥が巻き上げられる事と太陽の光でプランクトンがよく育ちます。そして,そのプランクトン目当てに魚があつまり栄養たっぷりプランクトンを食べた魚は脂ののった体に育ちます。
ワカメなどの海藻や岩の隙間も沢山あり、萩の魚介類は海底の火山で育っていると言っても過言ではないそうです。
萩沖の島々は波消しの役割も担っていて冬は荒れる事が多い日本海ですが萩沿岸はわりかし穏やかです。
※美味しいカマボコ屋さんも多いです。是非!!
4 まとめ
萩市の魅力はまだまだあります。底なしです。
今回はだいぶコアな部分をご紹介させていただきました。
私は観光地は自分視点での切り取り方だと思っています。自分流の楽しみ方と言いますか。たまには他の人が『何でそこ!?』とツッコミを入れたくなる事が旅のメインテーマであっても良いのではと思っています。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。