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雪舟と天橋立図と丹後ちりめん

1 雪舟(せっしゅう)

画家です。禅僧です。

私はなぜか幼い頃から知っていましたが、皆さんはどうでしょうか?

雪舟

1420年~1506年。※諸説あり。室町時代に活躍した水墨画家・禅僧(画僧)の日本人です。

生まれは岡山県総社市。その後、京都の相国寺で禅宗の修行をしました。それと同時に絵も学びました。遣明船で中国に行き李在より中国の画法を学びました。ですので現存する作品の大部分は中国風の水墨山水画ですが花鳥画もよく描いたと伝わっています。帰国後は周防国と豊後国、石見国で創作活動を行いました。(周防国=山口県、豊後国=大分県、石見国=島根県)各地を旅した事でも有名で丹後国の天橋立に赴き『天橋立図』を残しています。

伝説

雪舟が修行において、絵ばかり好んで経を読もうとしないので僧が雪舟を柱に縛り付けました。雪舟はその場で落とした涙と足の指で床にネズミを描きました。その見事さに僧は感心して雪舟が絵を描くことを許しました。

国宝

『天橋立図』『秋冬山水画』『四季山水図巻』『破墨山水図』『慧可断臂図』『山水図』

以上、6点が国宝に指定されている。

2 天橋立図

天橋立

『天橋立』は京都府宮津市にある日本を代表する観光名所です。『またのぞき』などで聞いた事がある方もおられるかもしれません。砂州、地続きの砂?って感じですか?細長い形をした天橋立を近くの展望台からまたのぞきをしたら『天に竜が昇るがごとし』。天橋立に行かれた際は是非、体験してみて下さい。

『天橋立』自体、大変な観光名所という事もあり旅館やお土産屋さんが沢山軒を並べています。また、天橋立の最寄り駅の『天橋立駅』から一駅の『宮津駅』周辺も美味しいお魚を食べられるお店があるようです。といっても漁港が近くにあるので当然でしょうか?しかし、漁港近くの魚料理とくれば大変期待してしまいますね!

天橋立図

ほぼ雪舟が作者ではないか?と言われています。というのも、画家を示す落款印象がないようです。しかし、その重厚な筆致と卓越した画面構成力、緻密な描き込みが特別に力がこもった雪舟自筆であることを強く示唆し、『天橋立図』は雪舟作といわれるゆえんであります。

時期は雪舟が80代の最晩年期とする説が有力です。絵の智恩寺に多宝塔が描かれていることから、現存する塔が再建された1501年以降を一つの目安にしているからです。

☆みどころ☆

『天橋立図』は天橋立の景観を鳥瞰して描いた絵です。人の視点では描く事が出来ない絵です。読んで字のごとく鳥でないと描けないです。憶測としては雪舟が天橋立の複数個所で写生して、それをもとに一枚の絵を考えて描いたのではないかと言われています。

3 雪舟は大名の大内氏の外交官!?忍者!?

☆歴史的ハッスルポイント☆

足利義尹は室町幕府の第10代征夷大将軍です。銀閣寺を立てたので有名な足利義政の弟・足利義視が父親です。

4 丹後ちりめん

ちりめん とは

『ちりめん』といっても魚ではありません。私は当初は思っていました。そう『ちりめんじゃこ』。そっちじゃない方の『ちりめん』です。

ちりめんとは。絹を平織りにして作った織物です。縮織りの一種です。その中で絹で織ったものを『ちりめん』と言います。

『丹後ちりめん』とは丹後地方の絹織物全般の代名詞です。主な産地は京丹後市と与謝郡与謝野町です。この丹後地方は日本国内の約1/3の絹糸を消費する日本最大の絹織物産地です。

特徴

①シワになりにくく、しなやか。

②肌触りが良い。(柔かい感触)

③優美。

④染め付けが良いので美しい模様や柄に染められる。

⑤耐久性がある。

⑥染め直しが出来る。再生可能。=経済的。

京都府与謝郡与謝野町

丹後ちりめんの主な産地の一つ『京都府与謝郡与謝野町』。

天橋立からもそんなに遠くない距離で天橋立観光と共におススメです。

『ちりめん街道』

中でも『ちりめん街道』が有名です。『ちりめん街道』は旧加悦町役場庁舎から西山工場までの南北700mの旧街道に面した地区を指します。16世紀後期の安良城築城の時に敵兵の侵入を防ぐ目的で作られました。ちりめん流通の拠点として栄え、神社仏閣や織物工場、商家、医院、旅館、役場庁舎などの構成建築物が立ち並ぶ一帯です。

この『ちりめん街道』という呼称は昭和60年代から使われるようになりました。

『与謝野町観光協会』

絹の糸を使った体験が出来ます。

1 ミサンガ作り

2 コースター作り

3 本格着物体験

5 まとめ

お子様連れにもおススメです。

一つは体験できるところです。丹後ちりめんでは自分でコースターやミサンガを作る事が出来ます。

そして、天橋立では夏は海水浴。展望台では調度良いスペースの遊園地的なものがあります。

もちろん、大人だけでも満喫できる事間違いなしです。『これぞ日本』の一部を感じる事が出来るのではないでしょうか?雰囲気・グルメを含め満足度が高いと思います。『丹後半島』おススメです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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